あれから一年が経ちました

まとめとして書いておきます。
地震直後は、倒壊している建物もなく、沿岸部ではなかったので、津波のことは考えもしませんでした。
配達をなんとか終わらせ、晴れているのになぜか吹雪の中、信号が止まって渋滞している状況にこの世の地獄を見た思いでした。
自宅は、中がめちゃめちゃでとてもいられる状態ではなかったので
弟の家に身を寄せて
ラジオから次々と流れる地震津波の情報を聞きながら
これからどうなるんだろう?と横になり不安な時間を過ごしてました。
ライフラインは皆止まってるのにも関わらず翌朝には新聞がいつものように配達されていてびっくりしました。
そこで閖上が沈んでる一面を見てここで初めて津波の猛威を知りました。
まさに百聞は一見に如かずでした。
あのどうしようもない無力感は忘れられません。
震災関連のテレビをここ数日食い入るように見てきました。
そこかしこで、奇跡の救出劇が繰り広げられていました。
そういう現実があったんだと実感しました。
しばらくは水や食料、ガソリンを求めて長蛇の列に並ぶのは当たり前でした。
炊き出しのアルファ米をいただいたり、バナナだったりを食べてすごしました。
電気が一番早く復旧し、次に水道でガスは相当あとでした。
仕事の方もしばらくは荷物が運べないなど混乱してましたが
結局止まったのは一日だけでした。
道路は所々沈下したり隆起したりでしたが、通れないことはありませんでした。
それまでにも余震はありましたが四月に大規模な余震があり、またライフラインがとまりました。
徐々にスーパーがあきはじめ、手当たり次第買いました。
ガソリンがまったく手に入らずmixiTwitterで情報を集めてました。
Twitterはほかにもいろんな情報が早くて重宝しました。
きっとまちがいも多かったのでしょうが。
気分が落ち込んだ時には、普通の生活の中でがんばっている姿に励まされたりと一番使えました。
テレビはネガティブな報道や、身近とは言えないニュース
同情心を煽るだけの話題ばかり。
あとは執拗なACのCMぜめで辟易しましたね。
結局ラジオばかり聞いてました。

あれから一年、以前と同じような生活が送れるようになりました。
つい最近の出来事なのに、遠い昔のようにも感じてとても不思議な気持ちです。
どこかしら壊れているのかもしれないです。

復旧したあとに数多くの安否確認のメッセージが届きました。
ものすごくありがたかったです。
人は決して一人ではない。
この世界は愛に満ち満ちている。
そう実感した一年でした。
本当にありがとうございます。

最後にこの震災で経験から得たことを書いておきます。
カップラーメン、カセットコンロ、水は必ず備えておくこと。
携帯は使えないのでTwitterのアカウントをとってフォロワーを増やしておくこと。
石油ストーブを用意しておくこと。
風呂の水は常時ためておくこと。
ガソリンは半分になったら入れておくこと。
体を鍛えておくこと。